2011年7月13日水曜日

日本のモバイルデータ通信料金の高止まり

こちらの記事で日本のデータ通信料金売上の高さが
紹介されていました。
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201107081216.html

日本は加入者数の割にデータARPUがとても高いのがよくわかります。
諸外国に比べてなぜこんなに高いのでしょう。

現在パケット定額の平均的な価格はフィーチャーフォンで4,000円前後
スマートフォンで6,000円弱が相場ではないでしょうか。

本来は(儲けを取り過ぎなければ)もっと料金を安くできるはずです。
アメリカのVerizonでは$30で定額から$30で2Gまでに料金を改訂しています。
定額を廃止したあとでも$30で2Gも使えるのです。

一足先に定額を廃止しているAT&Tは$25で2Gまで使えます。
ともに超過分は1Gあたり$10となっています。
日本もこれぐらいの価格を目指すべきだと思います。

いろいろしがらみの無い日本通信の価格だと約\9,000で1G。
日本通信も頑張ってはいるのですがそれでも割高感は否めません。
docomoの卸売価格がもっと下がらないとこれ以上は頑張れないでしょう。

厳密に比較するには契約プランやインセンティブの比較など
しなければならないでしょうがそこまでしなくても
一目見て高いものは高いですから。

docomoが割高なのはわかります、インフラ整備にお金をかけていますので
しょうがない部分もあります。それでも高いですが。

au、SoftBankはもっと下げられるはず、むしろ設備にたいして
価格が釣り合っていいない。料金が搾取できるから横並びなだけ。
もちろんdocomoももっと下げ幅はあるはず。

しかしエンドユーザがもっと声を上げないと各社ともなかなか
料金の値下げはしないでしょう。

各社値下げをしたら困るのはわかります。売上大事ですから。

株主さんなどは売上が下がるので微妙でしょうか。
せっかくエンドユーザから料金を搾取できるからビジネスシステムが
出来上がっているのでこんな美味しい商売止められないでしょう。

日本通信のAEONプラン\980円が人気のようです。
日本通信は一般(?)の方々をもっと巻き込んで、
遅くても安いプランにも潜在的な需要があることを
もっと通信事業者へアピールして
結果、料金プランの多様化及び適正価格への値下げを
通信事業者には行ってもらいたいです。

なんだかんだ言っても各社儲かっていますよね。
エンドユーザはもっと外の世界をみて日本の通信料金が
馬鹿みたいに高くて、かつそれを受け入れて通信事業者の
懐を潤わせていることに気がつかなければいけません。

LTEはまだ加入者が少なすぎるので特に触れていませんが
割高思考の通信事業者が舵を取っている間は現状とあまり変わらないでしょう。

WiMAXもそこそこ加入者が増えてきているみたいですが
将来はどうなのでしょう。WiMAX2も始めるみたいですが
規格的には負け組ですしLTEへ移行するにもauがLTEを始めちゃうし…。

新しい通信規格でいくら周波数利用効率が上がっても
それで商売する企業がボッタクリ続ける限りエンドユーザは
せっせと貢ぎ続け無ければいけません。

なんども書きますが、一般のユーザがこの料金プランに納得して
料金を払ってしまっていることが一番の問題だと思います。

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